ダイバーシティマネジメント
2026年7月1日のTIS株式会社と株式会社インテックの合併に伴い、コーポレートサイトを統合しました。
2026年度(2027年3月末まで)は移行期間として、両社それぞれの人事制度を並行運用しており、2027年度から新たな統合人事制度の導入を予定しています。なお、本ページに掲載している内容は旧TISの制度に関するものです。
両社の社員の強みを最大限に活かし、価値発揮の基盤となる制度の実現に向けて検討を進めています。
TISインテックグループは経営資源としての人や組織の良質化およびOUR PHILOSOPHYに基づく企業文化形成のため、「ダイバーシティ&インクルージョン方針」を経営上の取り組み として宣言します。
トップメッセージ
TISインテックグループは、「事業を通じて社会課題を解決し、彩りある未来の実現に貢献すること」を使命としています。
社会や経済環境が急速に変化し、予測困難な時代において、従来の経験や知見だけでは解決できない新たな課題が生まれています。
労働人口が減少する今、人的資源の増加に依存しないビジネスモデルへの変革と新たな価値創造が求められています。私は、持続的な企業価値の向上には、社員一人ひとりが自らの個性や経験を活かし、自由な発想で挑戦できる環境が不可欠だと考えます。
多様な人材こそが新しい価値を生み出す源泉です。年齢や性別などの目に見える属性だけでなく、価値観や生活環境、
性的指向・性自認・性別表現など、さまざまな違いを尊重し、協力し合う組織風土がイノベーションを推進し、持続的成長の原動力になると信じています。
すべての社員とステークホルダーが心身ともに健やかで、社会的にも満たされる状態を目指し、
ダイバーシティ&インクルージョンと健康経営を重要な経営基盤と位置づけ、経営トップとして責任をもって推進してまいります。
代表取締役 社長執行役員 岡本安史
TISインテックグループのダイバーシティ&インクルージョン方針
TISインテックグループは、多様な人材が各々の人間らしさを発揮し、意思と意見を表すことを大切にしています。さらに、お互いを尊重し、刺激し合い、柔軟で絶え間ない変化やこれまでにない価値を生み出し続けることを目指し、「多様な人材活躍」、「健康経営」、「働き方改革」を主軸にダイバーシティ&インクルージョンを推進します。
TISインテックグループは基本理念であるOUR PHILOSOPHYにて、意見、意思、考え、アイデア、個性、自発性、感性などといった人間らしさを最大限発揮できる「自発的な文化と多様な個性が相互作用する生命力ある組織」を普遍的な目標の一つとしています。
持続的な企業価値向上に不可欠と言われているダイバーシティ&インクルージョンは、基本理念であるOUR PHILOSOPHYの中で経営が維持すべき状態の一つである「多様性フュージョン」に包含され、多様な個性が融合し、絶え間ない変化や新たな価値が生みだしている状態と定義されています。
多様な人材が人間らしさを最大限発揮できる風土醸成
TISインテックグループは、「ジェンダー」「国籍」「職歴や経験」「障がいの有無」「年齢」「性的指向・性自認・性別表現」「価値観や働き方」などの違いによる差別を禁止し、すべての人が人間らしさを最大限発揮し、いきいきと活躍できる風土醸成および制度・インフラの整備などの施策を推進します。
一人ひとりの人生の質の向上
TISインテックグループは働く人一人ひとりの人生の質を向上させることを目的として、「心身の健康」「働きがいの向上」「生活力の向上」の実現を目指した施策を推進し、人間らしさの発揮につなげます
多様なニーズやスタイルに合わせた働き方の提供
TISインテックグループでは、働き方への多様なニーズやスタイルに合わせることを目的として、働く場所や時間など働く形態の選択肢を増やす取り組みを進めています。また、自らの成長に対する自覚と自立を高めるための風土醸成も進めます
ダイバーシティ&健康経営推進体制
TISI人事本部が主管となり、グループ各社と連携しながら「ダイバーシティ&健康経営」を推進します。
<ダイバーシティ&健康経営推進体制>
多様な人材活躍
当社グループは、「ジェンダー」「国籍」「職歴や経験」「障がいの有無」「年齢」「性的指向・性自認・性別表現」「価値観や働き方」他の違いに関わらず、いきいきと活躍できる風土醸成のため、積極的な登用、育成、制度・インフラを整備します。女性活躍推進をはじめとする、人材戦略の執行状況および人的資本に関する中長期的な課題と対策について、経営会議、取締役会およびコーポレートサステナビリティ委員会で定期的に報告を行い、経営メンバーとの対話の場を設定しています。
女性活躍推進
TISインテックグループのダイバーシティ&インクルージョンが目指す、一人ひとりの社員が貢献意欲を持って活躍・成長できる組織風土を構築に向けたテーマの一つとして、女性社員が自分らしく力を発揮することを支援していきます。
経営トップのリーダーシップのもと、意識改革、能力開発・キャリア形成、働き方の見直しなどグループ全体で施策を推進していきます。
グループ女性活躍推進方針
グループ各社における取り組みにより女性活躍推進は着実に進捗していますが、男女の等級分布に偏りがあることから、男女の報酬格差を生んでいる現状があります。この現状を打破するため、2033年3月期をターゲットとし、女性従業員比率と各役職の女性比率が極力同等になるよう「公平性」に踏み込んだ施策を推進します。中期経営計画(2024-2026)では、国内連結子会社の女性管理職比率15%以上の目標を掲げて、女性管理職比率を高める取り組みを強化するとともに、管理職のうち上位ポジション職(事業部長 ・部長等)についても、同じ水準となるよう明示的に取り組み、多様な観点を踏まえた意思決定を実現します。
各種施策
1.経営人材候補抜擢とリーダシップを高める機会の提供
経営人材育成プロセスにおいては、候補者の選抜時に女性比率を設定しています。また、候補者の中からさらに選抜されたメンバーに対して行うリーダーシップ開発プログラムにおいても女性比率を定めて運用しています。それぞれに執行役員がメンターとして同伴し、ポジションアップに向けた支援を行っています。
2.昇格ガイドライン運用
主任および管理職への昇格推薦について、女性社員比率を設定しています。推薦者の割合は、昇格条件に合致する女性社員の比率以上であることを設定しています。
3.女性のキャリア形成支援
1~5年次、30歳・40歳・50歳・55歳の節目年齢、昇格時のタイミングで、その時期に応じたキャリアについて考える研修を設け、自律的なキャリア形成を支援しています。また、毎年男女問わず全社員を対象としてキャリア面談を実施しています。女性社員に対しては、特に上位役職への意識醸成を促すため、マネジメント層向けに女性のキャリア形成支援ガイドを提供しています。
4.管理職・組織の意識改革
事業現場における、多様な人材活躍への意識向上、動機づけを行うために、啓蒙活動を実施しています。
- 多様な人材活躍推進を目的としたイクボスセミナー(管理職向け)
- アンコンシャスバイアス研修(管理職・係員向け)
5.ライフイベントに伴う就業継続支援
出産・育児、介護のライフイベントを迎えた社員に対するガイダンスの実施や、復職時の本人・上司・人事による三者面談の実施により、両立への不安解消やキャリア形成を支援しています。育児介護に伴う休業や時短勤務については、法令で定められた基準を超えた制度を整備し、仕事との両立がしやすい環境を整備するとともに、パートナーの育児参加を促進するためのセミナーや情報提供の実施、出産前から活用できる休暇制度など、男女に関わらず育児参加を推奨する仕組みの整備や、育児休業を取得する社員への手当支給などの生活支援を拡充しています。
6.働く環境の選択肢の整備
「テレワーク勤務制度」と「コアタイム無しフレックス制度」を組み合わせることで、働く場所や時間を自由に選択し、自律的に働くことが可能な環境を整備しています。パートナーの転勤帯同などの個別事情にも対応できるよう、遠隔地テレワーク制度も整備し、仕事と生活の両立を推進しています。
女性活躍推進における目標
経験者採用者の活躍推進
TISIでは従前より、多様な職歴・経験を持つ優秀な中途人材の採用を進めてきました。経験者採用者は全社員の17%、役職者に占める割合は24%となっており、TISIのビジネスを支える人材として活躍しています。中期経営計画(2024-2026)においても、事業ポートフォリオの実現と継続的な事業拡大による持続的な社会を実現するために、積極的な経験者採用を推進し、中核人材への採用・登用を強化しています。
経験者採用者が現場の業務に適応し、その能力を最大限に発揮できるよう、各種支援を行っています。
<オンボーディング施策>
- 企業文化や社内ルールの理解促進
- 定期的なアセスメントおよび採用後面談の実施
- キャリアコンサルタントによる相談窓口の設置
- 入社後のキャリアチェンジ機会の提供
- 担当業務と能力のミスマッチ等への対応(人事と現場組織長が連携し対応)
障がい者雇用の推進
TISインテックグループでは、特例子会社であるソランピュア株式会社(東京都新宿区)を通して、障がい者の方たちが、いきいきと働ける職場環境の整備を推進しています。100名を超える社員が在籍し、東京本社、豊洲事業所、大阪事業所、名古屋事業所、土浦事業所の5拠点において、オフィス運用業務、ヘルスキーパー(企業内理療師)を行っています。
TISIにおいては、様々な障がいを持つ方が健常者と同等の業務についており、ハンディキャップを抱えながらも、いきいきと働ける制度や職場環境の整備を推進しています。テレワーク制度やフレックス制度等を活用し、障がいの度合や職務の内容に応じた多様な働きかたが選択できるようになっています。トレーニングを受けた障がい者サポーターが継続的に面談を行い、必要に応じ外部の支援機関とも連携しながら就業支援を行っています。
高年齢者雇用の推進
TISインテックグループでは、働く意欲がある誰もが年齢にかかわりなくその能力を十分に発揮できるよう、制度や環境の整備に取り組んでいます。
「選択式定年制」を導入し、社員のライフプランや働く意欲・希望に応じて60歳、63歳、65歳の定年退職を選択できるよう制度を整備しています。60歳以降に働く場合でも、これまでと同様の職種、処遇、手当、評価制度、勤務制度が適用されます。職務内容や処遇の低減が無いため、多くの社員が60歳以降もモチベーション高く、その能力を発揮し成果をあげています。
65歳定年以降は、一定の成果をあげている社員について本人が希望した場合は、70歳までの再雇用を可能とする「エルダー社員制度」が適用されます。エルダー社員制度は1年ごとの契約更新により、定年退職前と同様の職種、処遇、手当、評価制度、勤務制度が適用されます。
生活や体調、ライフプランの多様性が増してくるミドルエイジの社員に対しては、これからの人生と自らのキャリアを再考する機会として「キャリアデザイン研修」を提供しています。人生100年時代の生涯現役を掲げ働き続ける意思があり、一定の条件を満たす社員には、社外への転身を会社が支援する「セカンドキャリア支援制度」も用意しています。
LGBTQ+を含む性の多様性に対する取り組み
多様な社員が働きがいを実感できる環境、風土、制度作りの一環として、LGBTQ+を含む性自認や性的指向、性別表現などの違いに関わらず自己実現を目指して活躍できる取り組みを推進していきます。
多様な人材が安心して働ける環境を実現するため、多様な「性の在り方」、「家族の在り方」を前提とした制度整備を行っています。合わせて、SOGI(※1)や性的マイノリティ(※2)の理解、受容に取り組み、社員とその家族の人生の質(QOL)の向上を目指します。
(※1)SOGI:ソジ、Sexual Orientation(性的指向)& Gender Identity(性自認)の略
(※2)性的マイノリティ:性自認や性的指向、性別表現などに於ける少数者
制度概要
1.結婚、配偶者、子、家族について定義
- 結婚:事実婚、同性婚も包摂
- 配偶者等:婚姻届けを出さないパートナーも包摂
- 子:パートナーの子も包摂
- 家族:パートナーの親なども包摂
2.各種人事規程・制度・手当などの適用条件の変更、手続きの明文化
- 婚姻届けの有無、事実婚や同性婚など結婚の形態に関わらず、お祝金支給、慶弔休暇付与
- 結婚の形態に関わらず、養育の対象となる子について、出生時のお祝金、子育て手当を支給
- 結婚の形態に関わらず、子や家族の育児介護に伴う休暇・休業・時短勤務を適用
3.性自認に違和感のある方の治療のための制度
- 積立休暇の利用事由に、性別移行の治療を追加
- 性別移行の治療を目的とした休暇新設(年10日、5日有給)
- 性別移行の治療を目的とした時短勤務(通算3年)、休職(通算1.5年)の新設
理解と受容に向けた取り組み
1.啓蒙活動
- eラーニングや研修などを通し、性的マイノリティに対する正しい知識の発信
- 管理職層に向け、多様性や基本的な対応に関する情報提供
- 社内コミュニティでの情報共有・理解浸透
- 東京レインボープライドへの協賛
2.SOGI専門の相談、問合せ窓口を設置
- SOGIに関する制度利用の問い合わせ
- SOGIに関する働く環境全般の相談
- その他、SOGI全般について、本人、上長、周囲の方の不安や困りごとへの対応
