予算管理テンプレート on SAP Analytics Cloud for Planning
- 事業別の収益性・投資効率を、事業判断の材料に
- SAP Analytics CloudとSAP S/4HANAを密に連携し、予算計画から事業別ROICの可視化までを一連で扱える予算管理テンプレートです。資本収益性の把握・開示への要請に応え、グループ経営管理まで段階的に拡張でき、事業判断の材料を揃えます。
背景・課題
開示要請の高まり、ガバナンス・グループ経営強化、デジタル技術の進展といった外部環境の変化を受け、製造業の経営管理にはこれまで以上の高度化が求められています。一方、現場では予算管理業務の非効率や分断、拡張性の不足も大きな課題となっています
製造業のお客様が直面している課題
経営・財務情報開示の高度化への対応
資本収益性(資本効率)の説明責任が強まり、グループ全体の経営情報の精緻な集約とタイムリーな開示が求められている
ガバナンス・グループ経営強化の必要性
企業価値の向上には、グループ横断での統一された経営管理や戦略的な意思決定体制の構築が求められている
デジタル技術がもたらす環境変化への即応
デジタル技術の進展が事業環境の変化を加速させており、経営判断にもこれまで以上のスピードが問われている
予算管理業務の現場課題
予算入力・収集と実績の分断
Excelや個別ツールで管理が分散し、実績との整合・分析に多大な工数が発生する
組織・ツールの縦割りによる分断
事業別PL/BSやKPI・シミュレーションが部門ごと・ツールごとに分断され、事業別にそろえた分析が難しい
予算管理基盤の拡張性・将来性が不足
既存の仕組みが単体の予算管理を前提としており、グループ予算管理への拡張に課題がある
課題解決のカギは「予算管理の型」の標準化
こうした課題の解決には、予算入力から分析・評価までをあらかじめ実装した標準的な予算管理の型を先に持つことが有効です。
- 実績データとつながる予算管理の型を持つ
- 事業別PL/BSから財務KPI、シミュレーションまでを同じ型で扱う
- 事業が複数法人にまたがる場合は、グループ経営管理まで段階的に拡張できる
- 整備済みの型の活用で、個別開発を抑え、導入リスクの低減を図る
「予算管理テンプレート on SAP Analytics Cloud for Planning」とは
「予算管理テンプレート on SAP Analytics Cloud for Planning」は、SAP S/4HANAデータを起点として、予算入力・収集、事業別PL/BSの作成、シミュレーション、予実管理、KPI可視化、データ分析・評価までを一連の流れとして標準化します。予算管理の型として機能し、経営基盤の高度化と運用品質の平準化を図ります。
テンプレート構成要素
本テンプレートには、3つのテンプレート構成要素があります。そのうち、テンプレートのコアとなる構成要素がSAP S/4HANAとSAP Analytics Cloudであり、この2つがミニマム構成として単体の予算管理を担います。その2つにオプションのGroup Reportingを加えるとフルスコープ構成となり、法人を越えたグループ経営管理まで拡張できます。
| 構成要素 | 分類 | 利用目的 | ミニマム構成 | フルスコープ構成 |
|---|---|---|---|---|
| ① SAP S/4HANA | コア | 実績データ | ○ | ○ |
| ② SAP Analytics Cloud | 予実管理/予算計画/KPI管理 | ○ | ○ | |
| ③ Group Reporting | オプション | 法人を越えたグループ経営管理 | - | ○ |
TISIの強み
TISIは、実績・計画・グループ経営管理を一体で設計する力と、長年のSAPシステム保守実績をもとに、本テンプレートの導入から稼働後の保守・運用までを一貫してご支援します。
導入後の保守・運用を支える一貫支援体制
稼働後の問い合わせ・障害への対応から、利用定着の促進、改善の提案までを切れ目なく担います
30年を超えるSAPシステムの保守実績
長期にわたりSAPシステムの保守・運用に携わり、安定稼働を支え続けています
実績・計画・グループ経営管理を一体で設計する力
実績のSAP S/4HANA、計画のSAP Analytics Cloud、Group Reportingを分断なく一体で設計できます
「予算管理テンプレート on SAP Analytics Cloud for Planning」の特長
「予算管理テンプレート on SAP Analytics Cloud for Planning」は、グループ経営のさまざまな課題に対応する5つの特長を備えており、業務効率化と経営意思決定の迅速化をご支援します。
〔特長1〕事業別PL/BSの一元管理と予実分析の効率化
- 前年度実績PL、販売計画、経費計画、原価計画など各種データをもとに、事業別の予算PL/BSを効率的に作成可能
- 事業別配賦や設備投資計画も標準で対応可能
〔特長2〕予算計画ビジネスコンテンツ「IFP(統合財務計画)」の活用
- SAP Analytics Cloudの予算計画ビジネスコンテンツ「Integrated Financial Planning for SAP S/4HANA」(IFP)を活用可能
- IFPは各種計画入力・財務諸表計画等のテンプレート群とSAP S/4HANA連携の標準設定を含むベストプラクティスであり、標準化された業務プロセスを導入可能
〔特長3〕多様なシナリオ・パラメータに対応したシミュレーション機能
- 販売計画・配賦ルール変更など、多様なシナリオに対応するシミュレーション機能を提供
- ローリングフォーキャストなど、期中の状況変化に応じた予算見直しを支援
〔特長4〕KPIダッシュボードによる経営指標の可視化
- 事業別予算をもとに事業別ROIC 等の財務指標をダッシュボードで可視化
- 直近の事業環境にあわせた予算調整の効果をタイムリーに確認可能
〔特長5〕法人を越えたグループ経営管理
- Group Reportingオプションで法人を越えたグループ経営管理を実現
- 単体予算とグループ予算を同一のSAP S/4HANA上で一貫管理することで、グループ横断での事業ポートフォリオ評価を支援